キッチンわたりがらすは恵比寿にとって、いや、東京にとって、いや、日本にとってとても大切なことをやっているお店だと思う。お金儲けのためだけに効率ばかり重視したことは一切せず、手間と時間を惜しみなくかけた料理はすべて手作りであり、農薬や添加物を一切使わないのである。しかもリーズナブルなのである。村上シェフはよく言います「いや～こんなことやってるから儲からないんだよね～ははは」そんな村上シェフに魅せられた人は数知れず。恵比寿新聞もそんな一人である。さて、今回はどんな着地点に辿り着いたのか。出品料理は「採れたて野菜とスパイシーカレー」野菜は村上シェフが全国津々浦々で目利きした取れたて最高の野菜。そしてすべて手作りのカレー。しかも今回村上シェフはスリランカ帰り。旅する料理人としても有名な村上シェフは今回ヱビスビールどんな魔法をかけるのか！？今回も驚きの料理なんだろうな～。
村上 秀貴 氏
ホールスパイスの鮮烈な香り、じっくりと炒めた玉葱の甘み、新鮮な豚バラ肉の旨味、トマトの酸味、仕上げのガラムマサラが渾然一体となったキーマカレー。そのカレーを南部鉄のグラタン皿に流し込み、濃くのあるチーズをパラリ、そして熱風で焼き付けてデップの完成。 無農薬栽培で大切に育てられた野菜を畑から直送してもらいます。注文が入ってから新鮮野菜を切り出し、氷水に放ち、シャッキシャッキにします。その瑞々しい野菜と熱々のピリ辛なカレーを一緒にたべる料理です。
ヱビスビール × 採れたて野菜とスパイシーカレー = 1,000円
まず野菜から頂いてみましたが野菜の味がしっかりわかるほど濃い‼しかもシャッキリ歯ごたえがあり新鮮なことがわかります。その野菜を使いディップ状にグツグツ煮えた手作りのスパイシーカレーをつけて口に運ぶとクミンやフェンネルといったホールスパイスの新鮮な風味が口に広がって後から爽快な涼しい風が抜けていきその後じわっと辛さが訪れますが玉ねぎの甘みとチーズの優しさが包み込んでくれます。うまい！またこれがヱビスビールのほんのりとした苦みに合う！するとおでこからジワっと汗が。最高です。
