恵比寿駅前の喧騒を離れ、店内に一歩足を踏み入れた瞬間、遠くまで来ているかの様なトリップ感が。ここはひと言でいうなら「プロの料理人がつくる家庭料理のお店」。外観や店内の雰囲気からは想像できないが、ここは列記とした和食屋さん。「プロが作る家庭料理ってなんだ？」と思ったアナタは是非とも行ってみて。家庭料理なんだけど、素材へのこだわりやプロの技術によってそれを一段も二段も引き上げた料理を楽しむことができる。「食べたことあるけど、なんだかはじめて！」という、感動が盛り沢山。旬の味覚が詰まった本格和食がいただける、なんともありがた〜いお店だ。舌鼓連打の覚悟で来店すべし。そんな同店の今回のエントリー逸品は「謹製一口ヒレかつ」。一口とは言っているけど、これを一口でいけるのはよっぽどお口が大きい人だけだろう。うん、でかい。しかも松坂ポークのヒレとブランド豚使用ですってよ。
滝野 康二 氏
今回ご用意したのは、分厚く柔らかな豚ヒレ肉をサクサク衣のカツレツに、その揚げたてのカツを「ジュっと」当店特製の和ソースにくぐらせた『一口ヒレかつ』です。ヱビスビールとペアリングするなら、フォーカスすべきはヱビスビールの特徴である「深みのあるコク」と「バランスのとれた香味」であると考えました。コクとまろやかさのある特製の和ソースと上品であっさりとした旨味と甘みが特徴の三重県「松阪ポーク」のヒレかつ。これらが紡ぎだすハーモニーは、ヱビスビールの旨味とコクに消されることなく、最大限に生かすと考えました。この街が世界に誇るヱビスビールに、自信を持って合わせて頂きたい逸品です。
ヱビスビール × 謹製一口ヒレかつ = 1,000円
ほんのりピンク色の揚げたてのヒレかつを頬張り、エビスビールで流し込む。これを幸せといわずなんといいましょうか。松坂ポークの黒豚らしい強い肉の旨みとエビスビールのハーモニー。エビスビール使用に作った和ソースがなんとも奥深い味わい。お互いのもつ深いコクを際立たせる。厚切りだからこその肉感は噛むたびに幾重にも旨みが広がり、美食家ご満悦の逸品だ。
