#12 ekao

富山産イカ墨と無農薬ジャガイモのクリームバター

最近、新たに生まれ変わった「ekao」。実はリニューアル中、泉シェフは長期間フランス・イタリアへ修業へ行っていたそうな。フランスやイタリアの様々な地方の料理を習得して帰ってきてきっとグレードアップしたに違いない。どんな変貌を遂げているのか!?そして今回のリニューアルコンセプトは『音楽とお酒とイタリア料理』。ん!?音楽!?・・・しかしこれまで同様、無農薬野菜を中心とした料理は顕在なのでご安心を。ただただパワーアップしたのだ。落ち着いた照明の大人の空間で、カウンター奥からはこだわりのスピーカー「アルテック604E」からゆったりとした音楽が流れてくる。音楽好きには堪らない、ゆったりとした時が流れる。アルテック604Eとはかのビートルズが録音に使っていたAbbey Roads Studioのモニタースピーカー。そう。このスピーカーの音色を聞きながら楽曲制作に打ち込んでいた。そんな代物なんです。すごいね。ekaoは深夜3時と夜遅くまで営業しているので、レストラン使いだけでなく、2件目のバーとしても使える。しかも恵比寿駅徒歩1分と近いので重宝すること間違いなし。そんな同店が考案した逸品は「塩辛じゃがバターの再構築」だとか。一体どんな逸品が飛び出してくるのか。楽しみ。

CHEFS RECOMMENDS

椙本 慶太 氏 畑中 真仁 氏 泉 博人 氏

昨年と同じく、群馬の無農薬ジャガイモを使った一品です。ジャガイモは、蒸した後に油で揚げて、ココット鍋に入れ、富山産イカ墨とクリームバターを上からかけます。富山産イカ墨は富山の名産品で、富山でしか作られていない塩辛です。富山では『黒作り』と呼ばれる様に、見た目は黒く、作り方はイカの肝臓と墨を合わせ熟発酵させ手います。富山では古くから食べられて来ました。今回は富山から取り寄せた物を使用します。ジャガイモのホクホクした食感と塩辛のしょっぱさがマッチして、ビールによく合う一品になっていると思います。

EBISU SHINBUN RECOMMENDS

ヱビスビール × 富山産イカ墨と無農薬ジャガイモのクリームバター = 1,000円

まず見た目がなんとも美しい。黒と白のコントラスト、見るからにホクホクなじゃがいも。一口食べると、響き渡るイカ墨の何とも言えない濃厚な味がバターと重なりジャガイモのホックリ感が舌にまとわりつく。添えられたクミン塩やハーブ塩が、また味に変化を付ける名脇役としても活躍。黒作りの深い旨みが横たわり、舌の上に鮮烈な余韻が残る。これはエビスビールがとまらないな。

INFO

tel
03-5755-5744
住所
東京都渋谷区東3-25-6 楠ビル4F
営業日
18:00〜27:00
定休日
日曜日