#9 オステリア バール ヴィア ポカポカ

トウモロコシのゼッポレ

オステリアバーヴィアポカポカ。このポカポカは2013年惜しまれつつもなくなった「恵比寿新橋湯」からついた通りの名前「ポカポカ通り」を由来として店名になったそうだ。街の愛する銭湯の由来がこのポカポカが引き継いでいるともいえる。こちらのお店はイタリアンバールとしてエミリアロマーニャ州・フリウリヴェネツィアジューリア州の郷土料理に力を入れており中でもエミリアロマーニャと言えばやはり生ハム。非常にレベルの高い生ハムが頂けるのもお伝えしておきたい。今回こちらの田中シェフが考案する「ヱビスビール」に合う逸品。ナポリ州の名物「ゼッポレ」。もしや・・・あの粉を揚げたパン的な?・・・正直手を抜いたのか?と思わざるを得ない逸品のセレクト。しかしその相性たるや誰もが認めざるを得ない「ワールドスタンダード」な物だとはこの時気づいていなかった・・・

CHEFS RECOMMENDS

田中祥貴 シェフ

イタリアの南の方で食べられる発酵させた生地を油の中に落とし入れ揚げる郷土料理のひとつです。今回はヱビスビールとも相性の良いトウモロコシを生地に混ぜ入れ作りました。サクッとした食感とトウモロコシの甘みが感じられる逸品です。

EBISU SHINBUN RECOMMENDS

ヱビスビール × トウモロコシのゼッポレ = 1,000円

「とうもろこしのゼッポレ」と聞き最初は「え?普通すぎない?」と思った恵比寿新聞。しかしその考えは間違っていた。頂いてみて本当に驚いた。まず揚げたてのゼッポレの香ばしい香り。外がサクッと中はふんわり。サクッと一口目を口に入れるとトウモロコシの甘みが何故かヱビスビールの麦芽のコク的甘みにぴったりで不思議なハーモニー。確かヱビスビールもシンプルな材料で作る100年続く発酵の芸術。ゼッポレもシンプルな素材で出来ておりしかも生地にかんしては発酵した生地を使っている。2つの発酵が織り交ざった「二人羽折的」発酵のハーモニー。シンプルにこそ本物が宿っていた。

INFO

tel
03-5422-6362
住所
東京都渋谷区恵比寿1-24-12 戸塚ビル102
営業日
ランチ11:45~14:30ディナー18:00~翌0:00
定休日
月曜定休