田中祥貴 シェフ
イタリアの南の方で食べられる発酵させた生地を油の中に落とし入れ揚げる郷土料理のひとつです。今回はヱビスビールとも相性の良いトウモロコシを生地に混ぜ入れ作りました。サクッとした食感とトウモロコシの甘みが感じられる逸品です。
ヱビスビール × トウモロコシのゼッポレ = 1,000円
「とうもろこしのゼッポレ」と聞き最初は「え?普通すぎない?」と思った恵比寿新聞。しかしその考えは間違っていた。頂いてみて本当に驚いた。まず揚げたてのゼッポレの香ばしい香り。外がサクッと中はふんわり。サクッと一口目を口に入れるとトウモロコシの甘みが何故かヱビスビールの麦芽のコク的甘みにぴったりで不思議なハーモニー。確かヱビスビールもシンプルな材料で作る100年続く発酵の芸術。ゼッポレもシンプルな素材で出来ておりしかも生地にかんしては発酵した生地を使っている。2つの発酵が織り交ざった「二人羽折的」発酵のハーモニー。シンプルにこそ本物が宿っていた。